WCOIは1975年に川原 春幸教授(大阪歯科大学理工学講座)をFounderとして、白数 美輝雄(大阪歯科大学学長)初代会長およびCharles M. Weiss(NY開業医)大会長のもと、デンタルインプラント学に関する世界の英知を集めるための第1回国際会議を京都国際会議場で開催し、臨学一体となり、諸原因で歯を喪失した患者様に旧来の治療法とは全く異なるインプラント治療を体系化するべく設立された学際的な組織です。
初回から第5回までは国内で開催され、第2回国際会議を川原 春幸会長(京都国際会議場)、第3回国際会議を古本 啓一会長(日本歯科大学歯学部教授/ホテル横浜パシフィコ)、第4回国際会議を淺井 康宏会長(東京歯科大学教授教授/東京フォーラム)、第5回国際会議を齋藤 毅会長(日本大学歯学部教授/東京ビックサイト)のもと盛大に開催され、回を重ねると同時に、歯科医学・歯科医療の発展に寄与してきました。
第6回から第10回までは本会の名称に沿い、海外開催に踏み切りました。第6回国際会議をProf. Jack Lemons大会長(アラバマ大学歯学部教授)によりハワイ(Hilton Hawaiian Village Beach Resort and Spa)でIADRのサイテライトミーティングとして、第7回国際会議をDr. Frank LaMar大会長(AAID会長)によりラスベガス(Rio Suites Hotel)でAAIDとの共催会議を成功させました。その後、第8回国際会議をProf. MaheshVerma大会長(MAIDS学長兼教授)のもとインドのニューデリー(Le Meridian Hotel)で、第9回国際会議をDr. Kim Hong-Ki大会長(韓国国際口腔インプラント学士会理事長)によりソウル(Millennium Seoul Hilton Hotel)で開催しました。
2016年11月には発足から40年の節目である第10回国際会議をProf. MaheshVerma大会長のご協力により、再び、インド・デリー(Kempinski Ambience Hotel)でAAID Globalとの共催会議を新企画のもと、IADR・IDA・IPS・ICOIなどのコ・スポンサー協力を得て開催することが決定しております。
WCOI Japanでは、2013年から認定ドクター制度を設け、2015年6月現在、47名がWCOI Japan認定ドクターの資格を取得し、幅広い地域住民の歯科医療と社会福祉に高いQOLを提供するため、日々の研鑽と社会貢献に尽力しています。
近未来、この制度を国際認定ドクターとして、海外の多くのドクターに取得してもらい、全世界に認定ドクターの仲間を増し、会員および認定ドクター共々密接なネッワークをつくり、高度な情報を共有しながら、地球住民の医療福祉の向上と社会の公益に貢献すると共に、会員の相互理解と親睦を深める組織にしたいと考えております。
今後は、歯学のみならず、異分野との交流をもち、健康寿命の延長は勿論、インプラント患者の高齢化対策に積極的に取組んでいかなければならないと考えております。
本会の理念にご賛同いただける皆様には是非、我々の仲間になっていただき、国内外のドクターと友好関係を構築し、グローバルな活動に皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。
WCOI/WCOI Japan 会長:大里 重雄